苦手だったリネン素材が好きになった理由
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
時折、ブログをご覧いただいている方からメッセージをいただくことがあります。
ブログ更新の励みになりますのでありがたく拝見しております。
今回は「ワンマイルウェアとパジャマを兼用して洋服を減らす」の記事やコーディネート紹介の記事をご覧いただいて、質問いただいた件の回答をいたします。
「リネン洋服のシワやヨレ感って、気になりませんか?」
「リネンの洋服はシワやヨレ感が気になりませんか。」という旨のご質問をいただきました。お気持ちよくわかります。
かく言う私も、実はリネンがどうも苦手で長年避けてきた素材です。
(自然素材としてはコットンばかりを選んできました。)
苦手だった理由の一つは、素材が醸し出す「ナチュラル感」。
一時期大流行した"森ガール"の類の着こなしが、どうも自分に似合わない、自分が着ると間違いなく部屋着感満載になるだろう…ということで、避けていました。
その考えを変えさせてくれた2着のリネンの洋服があります。
・fog linen workのオワーズリネンパンツ(ブラック)
です。
部屋着っぽいシルエットではなく、「外出に向いたデザイン・生地感・色」のリネンの洋服です。
また、それまでリネンはゴワゴワチクチクするイメージがありましたが、サラっとしてチクチクせず柔らかでなめらかな手触りのリネンを知りました。
そもそも「麻100%」とされているものは、リネン、ラミー、ヘンプ…など様々な種類があり、リネンの中でもリトアリアリネンやベルギーリネンなど、様々な種類があります。品質も様々。生地の分厚さ・色などで、ナチュラル系に寄りすぎたり、部屋着に見えたり。下手すれば牧場で作業しているような服や麻袋(!)のように見えたり…という危うさがある素材だと思います。
私がリネンの洋服を選ぶ時は、洋服として適した麻の種類(リネン、ラミーなど)の手触りのよいもの、生地の厚みは薄めの物が好みです。
デザインにもよりますが、漆黒ならばナチュラル感が出過ぎることは少ないと思います。
白やベージュやグレー、特にベージュのものを選ぶ時は、ナチュラル感が出過ぎてないかどうか、色やデザインを注意してみています。
(ナチュラルが好きな方ごめんなさい、あくまでも私には似合わないという意味で書いております。)
リネンという生地に温かみがあるので、なるべくデザインや色はシンプルでクールな印象のものを選ぶようにしています。
シワについては、いかに洗濯の時にシワを寄せないか…が、まず重要だと考えています。
私はお風呂でオシャレ着用の洗剤で手洗いして、洗濯機で1分だけ脱水してすぐ干します。強く絞ったりはせず、洗面器に入れて洗濯機まで運びます。トップスはシワが寄らないようにMAWAハンガーにかけて干せば、気になるシワがつくことは今のところありません。パンツは逆さに干すと重みでシワが伸びます。
着用時のシワについては、座る時などに軽く気を付けるくらいです。
ベージュはシワも目立ちやすいですが、黒や白はシワが目立ちにくいように思います。
そういう意味でもベージュのリネンはあまり選びません。
私が気付いたリネン洋服の魅力
選ぶのにひと手間かかるリネンの洋服ですが、良い物に出会えると大変着やすいワードローブになることは間違いありません。
★旅行荷物の軽減化
リネンはコットンに比べても薄く軽いからか、旅行荷物がグッと軽減化されます。
★乾きの早さ
乾きの早い洋服が好きです。少ない量で着まわしているので、早く乾いてくれないと困るからです。リネンの乾きの早さは魅力的です。
★生地の丈夫さ
リネンは水に濡れると生地が強くなるそうで、コットンの4倍の強さになるんだとか。
★肌触りの良さ
「リネンはチクチクする」というイメージを持っていた頃には考えもおよばないことですが、良いリネンの洋服はサラッとなめらかで、まるで着てないかのように思うときもあります。同じ天然素材のコットンと大きく違うのがこのサラッと感。やみつきになってしまいます。
リネンの注意点
★洗濯を終えて干す時にシワを寄せないこと
上にも書きましたが、シワが寄った状態で乾きあがったリネン服は着る気がなくなってしまいます。乾くときにしっかりシワをとることで活用しやすいワードローブになるでしょう。普段はアイロンをかけなくてもOKと考えています。
★白と黒は必ず分けて洗う
染料が落ちやすいのか、黒はかなり色がでます。
私がお風呂で手洗いしているのは、傷みを軽減させるだけでなく、黒ものと白ものをしっかり分けて洗うためでもあります。
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春夏、重ね着をして秋冬と長く楽しめるリネンの洋服。
私なりの選び方などをご紹介してみました。